この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
サイトを自作され、アフィリエイト収入を得ていた方からの相談です。ある記事を過激に書きすぎてしまった結果、開示請求訴訟を起こされ、特定後に名誉毀損罪で告訴されました。既に書類送検までされ、略式起訴の寸前でした。相談者様より前科はなんとしても避けたいとの依頼で、示談交渉に当たりました。
解決への流れ
直ちに被害者の方と連絡を取り、示談交渉。並行して担当検察官に連絡し、示談交渉に入ったため略式起訴を遅らせてもらうよう要請。示談金を民事の誹謗中傷の損害金の相場に近いものに抑え、被害者の方と示談が成立しました。これによって不起訴となり、前科を避けることができました。
インターネット上の誹謗中傷は、損害賠償請求をされるのみならず、刑事事件化してしまうリスクもあります。相談者様は一度も損害賠償請求をされず、気づいたら告訴をされ、警察から呼び出される事態となりました。前科が付くことや、刑罰を避けるには、起訴をさせないことが大切です。そのためには示談をすることが極めて重要です。本件は刑事事件ですが、示談金を決めるにあたり、民事上の誹謗中傷の案件を多く手掛けていた知識を活かし、合理的な金額にて迅速に示談することができました。犯罪行為を犯してしまった場合であっても、真摯に反省した上、やれることはまだ残っています。刑事事件は時間も被害者からの要求もタフなものとなりますが、全力で解決のお手伝いをすることが可能です。