この事例の依頼主
男性
相談前の状況
右足と右足指の怪我で、14級9号(神経障害)という後遺障害の認定を受けていたが、納得できないとして相談に来られた。
解決への流れ
異議申立の結果、①「下肢の3大関節のすべての関節の機能に障害を残すもの」として、10級相当、②「1足の足指の全部の用を廃したもの」として、9級15号、③ その上で、上記10級と上記9級を併合の方法を用いて、9級を1級繰り上げて8級となった。8級を前提に保険会社が提示してきた示談案が約2800万円だったが、民事訴訟を提起して約5100万円で解決した。
最初の後遺障害の等級認定は14級9号と驚くほど低かった。医師に相談し、再度自賠責後遺障害診断書に加筆してもらい、異議申立をした結果、8級となった。医師に相談する際に、どのような後遺障害が認められそうかという当たりを付けた上で、医師に相談して、必要な加筆をしてもらったのがポイントだった。14級9号のままだと、示談金はおそらく約300万円だったと思う。