この事例の依頼主
女性
相談前の状況
当時夫であった方から、飲酒の上での暴言・暴力に悩まされて別居した女性からのご依頼でした。耐えかねてお子様と共に別居したものの、離婚の協議や生活費の請求についても相手に対する恐怖でためらっていました。
解決への流れ
婚姻費用分担調停を申立てて生活費を確保した上で当座の生計を確保した上、離婚については時間をかけて話合い、お子様の親権と生活のための養育費、相手の退職金を含めた財産分与を受けて、離婚する結果となりました。
配偶者からの威圧的な態度や暴言・暴力に耐えられず家を出るという方は多くいらっしゃいます。そのような場合、当座の資金を得るためであったり、配偶者からの支配を逃れるために離婚を急ぐ心理も生じますが、まずは生活費を確保した上で、納得のいく条件を得るまで話し合うということが重要です。不安に駆られて不利な条件で合意することがないよう、依頼者様とお話を続けながら対応していくことの重要性を認識します。