この事例の依頼主
女性
相談前の状況
結婚生活25年、別居して3年になります。子供が大学に入学したので離婚したいと言われて、私も離婚を考えるようになりました。しかし、私は専業主婦で、正社員としての就労経験がありません。離婚後の生活が不安なのですが、どうすればよいでしょうか。
解決への流れ
協議を申し入れましたが、お返事がなかったので、調停を申し立てることにしました。調停では、子どもの親権については相談者様ということで争いはなく、争いとなったのは主に養育費と財産分与でした。相談者様が心配しておられたのは、お子さんの大学の授業料ですが、これは夫が全額負担したうえで、大学卒業までお子さんの養育費として毎月10万円が支払われることになりました。また財産分与としては、年金分割のほかご自宅の土地建物のほか1000万円が支払われることとなり、離婚後の生活の基盤を守ることができました。そして、調停期間中に相談者様もお仕事を見つけ、新たな生活を歩み出すことができました。
離婚に際して決めることは大きく分けて次の5点です。① 親権② 養育費③ 財産分与④ 年金分割⑤ 慰謝料離婚するかしないかは、離婚後の生活も見据えて決める必要がありますので、予め、できるだけ正確な見通しを立てることが重要です。