この事例の依頼主
男性
相談前の状況
Aさんは職場に来る女性の販売営業員に対し、商談中に、女性に対し胸を揉む等の行為を行いました。1年後女性は警察に当時の被害を申告し、警察の捜査が始まりました。家宅捜索が自宅と職場に入りました。
解決への流れ
その後当事務所へ相談し、受任に至る。弁護活動として、警察へはAさんを逮捕せずに、在宅のまま捜査を進めるように申入れ、その間に被害者との示談交渉を進め、示談成立。被害者に被害の取下げに協力していただき、警察は事件を検察に送致されること無く、事件終了となりました。
Aさんとしては、相手が嫌がっていなかったと感じ、被害者の同意を得ていたと思っての行動でしたが、被害者に確認したところ、実際は違いました。極端な「男の勘違い」から行動がエスカレートし、事件となってしまいました。強制わいせつ罪は親告罪なので、今回の場合は被害者が示談に応じて下さり、被害を取下げる事が出来たので、事件終結となりました。弁護士として犯罪を肯定するものでは無く、犯罪を無くすために、加害者の認識改善に取り組むことが出来た事件でした。