この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
夫から、長年モラハラを受けていたが、モラハラということを知らず、それが正しいものだと洗脳されていたことに気付いた。夫は、ギャンブル依存で、浪費が激しく借金を重ね、毎日のように飲酒してアルコール中毒に近い状況。家にも帰らない日が多い。離婚をしたいが、話し合い自体が難しい。
解決への流れ
これらの行動自体を否定する可能性が高かったため、興信所に素行調査を依頼して、ギャンブルと酒にふけり、仕事もきちんとせず家に寄り付いていないことを証拠化。その上で、まず、弁護士から夫へ文書を送付して交渉するも、離婚自体に応じない姿勢だったため、やむなく、調停を申し立てた。生活費の支払いもないため、婚姻費用の支払いも請求。話し合いの末、養育費の取り決めをして、離婚が成立。
「モラハラ」や、責任を放擲している夫に養育されている子と妻に対する理解がなかなか調停員に十分に理解をしてもらえずに、ストレスを貯めてご相談にいらっしゃるケースは、少なくありません。被害体験というものは、自身が経験したことがないと、人ごとになってしまいがちですし、また、モラハラということの真の意味やメカニズムを理解していないと、対応を誤ってしまいます。十分に調停で理解をしてもらえず苦しんでいる際には、弁護士が調停に参加して理解を得らえるように説明を尽くしますので、貯め込まずに、お気軽にご相談ください。