犯罪・刑事事件の解決事例
#相続人調査 . #遺産分割 . #財産目録・調査

【相続人多数の相続人調査】

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中村 浩士 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人シティ総合法律事務所
所在地北海道 札幌市中央区

この事例の依頼主

70代 女性

相談前の状況

父が死亡し、母は既に他界しており、父の5人の子と、父の前妻との間の子が多数いらっしゃいますが、そのうちのほとんどが亡くなっており、多数のお孫さんが相続することになるが、交流もなく、相続人の範囲を正確に確認できない。一部の相続には海外にいるとう特殊事情もあるご相談。遺産分割協議をしたいが、どのように進めたら良いか分からないので弁護士に依頼をしたい。

解決への流れ

弁護士において、戸籍謄本から追跡してすべての相続人を調査しました。その上で、相続人全員に丁寧なお手紙を書いて、相続の放棄をご希望される方、法定相続分の取得希望の方等の各自の希望を確認しました。海外居住者については、翻訳文を添付して国際郵便を送付。最終的に、全員の合意の調整ができたため、調停までいかずに早期解決しました。合意が取れない場合には、遺産分割調停を起こすことになりますが、海外居住者がいらっしゃる場合には、大使館経由で呼出状を裁判所から送付する必要があり、開始までに半年前後時間を要する可能性がありました。

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中村 浩士 弁護士からのコメント

相続人の範囲を弁護士の方で調査しても、なお、所在が分からない相続人がいる場合には、家庭裁判所で「不在者財産管理人」の選任をして、それに選任された弁護士などを相手として、遺産分割協議や調停を行う必要があります。また、相続人の生死が不明の場合には、家庭裁判所に、「失踪宣告」の申し立てをして手続きを進める必要があります。