この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
某優良企業の中間管理職の方からのご相談いただきました。別居中の妻と離婚について二人で前向きに話し合いをしていたが、突然、妻が弁護士を雇い、調停へと発展してしまいました。加えて、彼自身は離婚事由として規定されている不貞など何もしていなかったが、妻の感情的な発言で巨額の慰謝料/共有財産の請求まで申し立てられてしまいました。妻側の主張は事実無根であり、依頼者が妻の対応にとても悩んでしまい解決の糸口を見つけるため法律事務所エイチームに相談に伺いました。
解決への流れ
相談後、依頼者としては早期に離婚を成立させたいが、妻からの事実無根の内容から巨額の慰謝料/共有財産を取られることに納得がいかなかったので、こちら側の主張する正当な金額を妻側に認めさせる弁護をして欲しいとお願いがありました。弁護士が実際の状況を整理して確認をしたところ、妻側の主張は証拠がなく、弁護士の協力もあって受け入れられないという強気の主張を貫き、調停に望みました。交渉では、こちら側の主張である「不貞の事実は一切ない」という主張を妻側の弁護士にしっかりと認めさせることが出来ました。結果、不当な慰謝料や財産分与を支払わずに、こちらが提示した慰謝料と共有財産の金額で解決することが出来ました。
調停になった場合、弁護士がついているかどうかで明暗が別れることも多くあります。よくあるケースですが、この手の話になると弁護士を雇っていない場合では、どうしても妻側が有利になり、調停員からお金での解決を促されがちです。しかし、今回、弁護士を雇ったことで男性側が強気の主張を貫くことが出来ました。相手の弁護士をしっかりと納得させて円満に離婚をする上では、「目」には「目」を「歯」には「歯」を、「弁護士」に対しては「弁護士」が対応することで、当初、当人同士での円満解決に近い形でお互い納得できる状況が目指せます。上記の場合は、弁護士への相談をお勧め致します。