この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
とあるメーカーの工場で派遣社員として働いていたKさん。毎月の収入はありましたが、家電が趣味で、カメラなども高価な物を時々購入していました。割賦払いの手続きをしていたため、支払に問題はありませんでしたが、ある時、工場が閉鎖されるとのことで、派遣契約が終了になってしまいました。他の工場に再就職はできましたが、収入は以前より下がってしまい、毎月の支払(7万円)ができないようになってしまいました。困り果てたKさんは、支払方法の変更をしたいとして当事務所に相談に来られました。
解決への流れ
Kさんの借入額は、合計で200万円ほどありました。再就職後の収入から毎月の生活費を差し引くと4万円は返済できるとのことでしたので、任意整理で手続きを進めることになりました。任意整理では、今後の利息を0%にして、元本のみを長期分割弁済する形の合意を目指します。本件でも、各債権者と交渉したところ、利息は0%になり、60回の長期分割弁済で和解が成立しました。
弁護士が行う借金整理方法には、破産・個人再生・任意整理等があります。借金を支払えない方は破産を選択します。借金を圧縮すれば支払できる方や持ち家を守りたいという方は個人再生の方法があります。Kさんが選択した任意整理は、破産や個人再生ができない方、月々の支払額を減らせば支払っていける方がとる手続になります。収入と借入のバランス、借入の経緯等で取るべき手続きは変わってきます。みお綜合法律事務所では、借金返済にお困りの方から多くの相談をいただいています。それぞれの方の実情に応じたベストの整理方法をご提案しておりますので、一度ご相談いただければと思います。