この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
バーでお酒を飲んでいた外国人男性のGさん。酔ってケンカを売ってきた男性に殴られそうになったので,自分の身を守る為に防戦したところ,勢いあまって相手に怪我をさせてしまいました。駆けつけた警察官には英語が通じず,日本語が話せないGさんは,加害者にされてそのまま逮捕されてしまいました。このままでは起訴されて有罪になってしまうかもしれません。
解決への流れ
まずはすぐに接見に行きました。通訳を介さず英語でコミュニケーションを取り,先に手を出してきたのは相手の方であること,Gさんの行動は自己防衛であったことをしっかりと本人に確認しました。警察と検察官に状況を正確に説明して,Gさんの主張が正しいことを防犯カメラの映像などで確認させることで,不起訴処分となりました。
外国人の場合,外国語による意思疎通も当然ですが,有罪になると日本への在留資格が無くなる恐れがあります。適切な初動が大切です。