この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者の方は交通事故でお母様を亡くされてしまい途方にくれていました。そんな中ご相談をいただきました。
解決への流れ
加害者が起訴され刑事裁判となりましたので,私が依頼者の方の代理人として刑事裁判に被害者参加をしました。被害者参加することにより,お母様の最期がどうであったのか等を加害者に聞くことができました。また,後の民事訴訟を見据え,加害者本人に対し,過失についての認識を尋問しました。刑事裁判の後,民事訴訟を提起しました。刑事裁判で過失割合についての尋問をしたこともあり,過失割合は加害者10:被害者0の解決となりました。また,裁判の基準によった解決をすることができました。
被害者参加について,被害者の方や被害者の遺族だけで対応することは極めて負担が重いと思われます。本件の場合,早くにご相談いただいたことで被害者参加をすることができました(時間が経過してしまうと加害者の刑事裁判が終わってしまうこともあります)。そして,被害者参加した裁判での尋問が(間接的に)民事訴訟で有利な解決につながりました。民事訴訟における最終解決額は,裁判所基準での解決になりましたので保険会社提示金額より多い金額での解決となりました。重大事故のときほど,早めにご相談いただきたいと思います。