この事例の依頼主
40代
相談前の状況
相談者様(40代男性)は、住宅ローンの返済が困難となり、滞納が続く状況にありました。このままでは債権者による競売申立が避けられないと考え、自宅を失うリスクを最小限に抑えたいと考えていました。しかし、債権者との交渉方法が分からず、どのように任意売却を進めれば良いのかについて不安を抱え、弁護士に相談されました。
解決への流れ
当職は以下の対応を行い、問題を解決しました:1. 債務状況の把握と整理まず、相談者様の住宅ローン残高や不動産の現在価値を正確に把握し、任意売却が最適な解決方法であることを確認しました。2. 任意売却計画の立案債権者との交渉に向けて、具体的な任意売却計画を策定しました。この計画には、不動産の査定結果や売却希望価格、想定される買受人の情報を含め、債権者にとって競売よりも有利であることを示しました。3. 債権者との交渉当職が代理人として債権者と交渉を行いました。競売が開始される前に、任意売却の提案を行い、競売よりも高額で売却できる可能性を提示しました。また、相談者様の支払い困難な状況を説明し、迅速な同意を求めました。4. 買受人の確保と契約締結相談者様の親族が買受人となることで合意し、不動産をスムーズに売却することができました。この結果、相談者様は競売を回避し、債務を大幅に減額することができました。5. 残債務整理の支援任意売却後に残った住宅ローン残額について、当職が債権者と協議を行い、分割払いによる返済計画を取り付けることに成功しました。
任意売却は、競売を避けるだけでなく、債権者や債務者双方にとってメリットのある解決策です。本件では、相談者様が早めにご相談いただけたことが、スムーズな解決につながりました。住宅ローンの返済に行き詰まった場合、競売前に計画を立て、債権者と誠実に交渉することが重要です。私たちは、適切な法的サポートを通じて、最善の結果を実現するお手伝いをいたします。