犯罪・刑事事件の解決事例
#過払い金請求 . #自己破産

多額の連帯保証債務を負い、賃貸マンションの賃料も差し押さえられた事案

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堀 哲郎 弁護士が解決
所属事務所堀法律事務所
所在地大分県 大分市

この事例の依頼主

70代 男性

相談前の状況

自宅マンションと賃貸マンションを所有(いずれも住宅ローン付き)していたが、多額の連帯保証債務を負い、賃貸マンションの賃料も差し押さえられてしまい私のところへ相談にいらっしゃいました。

解決への流れ

賃貸マンションについて複数の不動産業者に声をかけて、差押債権者とも調整を行い、最高額で売却した結果、売却代金により住宅ローンも完済できました。これにより、奥様の連帯保証債務がなくなり、奥様の破産を避けることができました。ご本人は自己破産せざるを得ませんでしたが、裁判所、破産管財人との折衝により、過払い金を生活費に充てたことを認めてもらい、また多額の解約返戻金のある生命保険の解約を免れました。

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堀 哲郎 弁護士からのコメント

賃貸マンションの売却にあたって処理すべき問題(居住者の契約関係、汚損、差押債権者への説明等)を1つ1つ明確にし、その都度、法的に問題がないように処理をする必要がありました。財産の処理について、裁判所の運用を踏まえながら問題が起きないように対処し、またご本人に有利な処理(生命保険の処理など)を要請するときは、そう処理すべき事情を説得的に説明する必要がありました。ご本人は、将来の生活費・お孫さんの学費等を残すことができて、大変喜んでいただきました。