この事例の依頼主
40代 男性
相談前の状況
ご相談者は、当時、上司のパワハラによって精神的に落ち込み、生きる気力を失っておられました。心配されたご家族からご相談を受け、長時間労働の実態と、上司のパワハラの実態が明らかとなりました。
解決への流れ
ご本人及びご家族の話から、証拠保全手続きを実施することとし、この手続きを通して業務日報等の残業に関する証拠収集を行いました。その後、労働審判と訴訟に移行しました。最終的には、証拠保全手続きで集めた証拠によって残業の実態を解明し、また、上司に対する証人尋問でパワハラの実態をあぶり出しました。その後に行われた和解の席で、ご本人も満足のいく高額な金銭和解を成立させることができました。
ご本人がメンタル的に疲れている場合は、ご家族の粘り強いサポートが必要です。この事案では、ご家族も打ち合わせに毎回参加され、一生懸命にサポートしてくださいました。その結果、証拠保全手続きも証人尋問を一程度の成果を得られ、最終的にもご本人およびご家族が満足する和解の成立となりました。