この事例の依頼主
女性
相談前の状況
ご相談者様は、夫からDVを受けて実家に逃れてきたが、離婚するには夫の住所地の裁判所まで行って離婚しなくてはならない状況でした。DVを受けている背景から、ご相談者と夫を会わせないなど配慮が必要でした。
解決への流れ
夫から、それぞれの居住地の裁判所で離婚調停をする了解をとりつけるとともに、その裁判所で相談者様が絶対に夫と顔を合わせないように手配してもらって調停を進めました。慰謝料として150万円で調停成立しました。
当事務所の弁護士が夫と協議して、合意管轄を取り付けることができたことから、依頼者の方も調停に前向きになっていただけた気がします。慰謝料の額には不満が残るところではありましたが、相手の資力も勘案して依頼者の方と悩んだ末、やむをえないと判断して調停を成立させました。ご依頼をいただく弁護士の立場として、ご相談者様に寄り添うとともに、ご相談者様が後悔することのないよう十分にご説明を尽くすことを心がけております。