ご相談者様は、交通事故の被害により手足がしびれる、体が疲れやすく長時間動くことができない等という症状に悩まされてきました。その結果、仕事も続けることができなくなり、家でも家事をこなすのが困難となっていました。このような中で、事故の相手方の保険会社からは、損害賠償の金額として約３００万円を提示されました。ご相談者様は、この３００万円という金額が適正な金額なのかがわからず、当事務所に相談にいらっしゃいました。

相手保険会社の提示内容を分析した結果、治療費の額については問題がなかったのですが、休業損害、傷害慰謝料、後遺症逸失利益、後遺症慰謝料の額が低く見積もられているように感じられました。そこで、ご相談者様から、身体の症状や仕事を辞めざるを得なかった経緯、家事に及ぼしている影響などを具体的に聞き取り、ご相談者様に生じた被害の重さを相手方保険会社に粘り強く訴えました。その結果、相手方保険会社の賠償額の提示を、当初の約３００万円から約５９０万円に増額させることができ、ご相談者様にも喜んでいただくことができました。