この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
駐車場の通路を走行中、車庫から急発進してきた車に側撃された事故。当所、先方は全面的に非を認めていましたが、保険会社が交渉に入ることにより当方の過失割合を主張してきました。この保険会社の対応に納得がいかず、相談にお越しになられました。
解決への流れ
相手方にも早期に弁護士が付きましたが、論点の過失割合について、話し合いをしても何ら進展が見えなかったので、訴訟に臨みました。訴訟でも先方は当方の過失割合を主張しており、実況見分調書の他、車の修理会社による破損状況の証言なども集めた上、当方としては訴訟上で主張。さらに訴訟上の和解の席で粘り強く交渉したことにより、判例による基本過失割合3:7であるところ、1:9で和解することができました。
当事例は、お客様の後遺障害も等級認定されていました。後遺障害の等級が獲得できている事案では、過失割合1割の違いが大きく示談金に影響されてきます。過失割合が大きく変化したことにより、示談金が大きく増額した事例です。過失割合が論点となった場合、大切となるのは、言い分を裏付ける資料です。ドライブレコーダーによる証拠があれば最適となります。