この事例の依頼主
70代 女性
相談前の状況
依頼者(77才 女性)が伯父の死亡により財産(多数の不動産,預貯金700万円)を相続することとなった。その他相続人は8名(全国各地に在住)。
解決への流れ
相続人が全国に散らばっていたことから,お手紙や電話を通じて「これから遺産分割のお話合いをする事」,「遺産分割のお話合いに参加したくないのであれば相続放棄(相続人としての権利を一切放棄する事)をしてもらいたい事」を丁寧に説明。その結果,6名の相続人が相続放棄をすることとなり,依頼者を含む残りの3名の相続人でどのように土地や預貯金を分割するかの話し合いとなった。そして,話し合いの末,土地については全て依頼者が取得し,預貯金については依頼者に取り分をやや少なめに,他の二人の相続人の取り分をやや多く分割するとの内容で合意。遺産分割の調停を行うことなく,裁判外の話し合いで約3か月間で解決した。
相続人がやや多く,かつ,全国に散らばっていた事案だったので,連絡のやり取りには苦労した。依頼者に対してはもちろん,他の相続人一人一人に対しても丁寧に説明を行った。依頼者からは「先生にお願いしていなかったら,もっともっと時間がかかっていたと思う。本当にありがとうございます。」と声をかけていただきました。