犯罪・刑事事件の解決事例
#自己破産

会社の最後の整理をお手伝い

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多湖 翔 弁護士が解決
所属事務所多湖総合法律事務所
所在地神奈川県 相模原市中央区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

親から社長業を引継ぎ,会社を経営してきたが,金融危機等のあおりを受けて,収益が激減し,自転車操業になってしまった。債権者の取り立ても厳しく資金がショートしかかっている。どうしたらいいか。

解決への流れ

自己破産申し立て事件として,直ちに受任し,強硬な一部の債権者とは直接やり取りをして取り立てを止め,売掛金の回収をして破産手続き費用をねん出しつつ,2週間以内に自己破産の申し立てをしました。解雇に関する従業員とのやり取り等も行いました。

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多湖 翔 弁護士からのコメント

法人様の自己破産で注意すべきは,「お金」と「時間」です。法人様の自己破産の申し立て(通常管財事件を想定)にはとにかくお金がかかります。お金とは弁護士費用もさることながら,裁判所に納める予納金の額がとにかく高いのです。会社の財産がすべて枯渇してしまってからでは費用の捻出が出来ないため,破産の申し立ても出来ず,債権者様の取り立てがずっと続くことになってしまいます。そのため多少余力が残っているうちに破産手続きの準備をする必要があります。そして,多くの方が資金ショートの直前にお見えになるので,緊急対応が必要な場合が多いです。返済が止まると,債権者や官公庁(租税)から問い合わせの電話が鳴りやまなくなり,会社まで直接取引先が来て居座ってしまうため,申し立てのタイミングを急がなければならないのです。弁護士に相談したからと言って必ず依頼しなければならないわけではないですから,特に事業者様の破産は早め早めのタイミングでご相談頂ければと思います。