この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご依頼者様は、電車内の痴漢行為によって、逮捕されました。ご依頼者様は事実関係そのものは認めていましたが、月曜日に大切な商談が入っており、【勾留決定】(取調べのために警察署等の留置場に入れられることです。最短でも10日程度入れられてしまいます)がなされてしまうと、商談に出席が出来ず、ご依頼者様の仕事に多大なる悪影響が及んでしまい、最悪、懲戒解雇の可能性も十分にあります。ご依頼者様にはご家族もあり、解雇となって仕事を失えば、ご家族も路頭に迷ってしまいます。
解決への流れ
逮捕直後に、ご依頼いただいて、すぐに、ご依頼者様から、2度と犯罪をしないこと、誠実に示談を進めていくことの誓約書を取得し、ご家族からも、厳しく監督していくとの身元引受書、さらに私自身も身元引受書を提出し、検察官からの勾留請求の後は、裁判官に直接面談を申込み、誠実に示談を進めること、ご家族が路頭に迷いかねないことを懇切丁寧に説明しましたところ、裁判官も事情をわかってくださり、検察官の勾留請求は却下され、ご依頼者様は逮捕後3日で釈放され、月曜日の商談にも無事間に合いまして仕事に支障も出ませんでした。その後、裁判官との約束のとおり、弊所の女性弁護士が、被害者の方に謝罪をし示談も進めて、最終的には示談が成立し、被害者の方からはお許しをいただき、ご依頼者様は無事不起訴となり、前科も付きませんでした。
刑事事件は、早期の弁護士への依頼が結果を分ける最大のポイントとなります。早期にご依頼いただくことで、早い段階から検察官や裁判官との交渉を進め、ご依頼者様の事情を検察官、裁判官に分かっていただくことが、大変重要です。事案にもよりますが、軽微な事案であれば、このように弁護士が早期に動き、ご家族と連絡を取り、捜査機関への出頭協力を誓約してもらい、さらに、弁護士から検察官、裁判官に示談の誓約をすることによって、早期の身柄解放も可能です。ご親族の方が逮捕されましたら、直ちに弁護士にご相談ください。また、被害者の方がいらっしゃる事案では、示談交渉も結果を分ける大きな要素となります。弊所には女性弁護士も在籍していますので、女性の方が被害者の案件でも、スムーズな示談交渉が可能です。刑事事件は弊所にご相談ください。