この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ZOZOTOWNのネット販売ページが、「ネット広告システム」の特許(特許第5177727号)を侵害しているとの主張を受けました。警告状に対しては、弁理士の先生が非侵害を説明する回答をしていたのですが、訴えられてしまいました。
解決への流れ
東京地裁においては、当職が代理人となり、非侵害の主張および特許無効の主張をしました。裁判所の理解を得て、非侵害で請求棄却の地裁判決となりました(東京地判平成26年9月25日・平成25年(ワ)第23584号事件)。控訴されましたが、棄却されました(地裁判決維持、知高判平成27年2月26日・平成26年(ネ)第10114号)。
発明の肝腎の点で当方は違っており、非侵害は当然の判断ではありますが、見方によっては似ている面もあり、またクレーム文言的には説明のしにくいところもある事案でした。適切な説明が出来たと思います。