この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
Bさんは、公園で児童に対して強制わいせつをしてしまい逮捕・勾留されていました。Bさんは高齢であったこと、体に障害があることから、長期にわたる勾留は避けなければならない事案でした。
解決への流れ
Bさんの親族から依頼を受け、直ちに、被害者の保護者と示談交渉をしましたが、当然、処罰感情は厳しいものがあり、示談が上手くいきませんでした。そのため、起訴直後に保釈請求をして、身柄を解放してもらいました。そして、保釈後、しっかりと裁判の打ち合わせを行うとともに、被害者の心の傷についても理解してもらい、再度、被害弁償の提案をすることにしました。その後、執行猶予付き判決をもらうとともに、被害者の保護者とも示談を締結することができ、事件が終了になりました。
拘置所での生活は、通常の人にとっても大変です。高齢者で、体に障害のある人であればなおさらです。できる限り早い身体拘束からの解放のためにも、できる限り早く弁護人を選任することが大切です。