この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者のバイクが直進していたところ、対向車線の相手方車両が急に右折し、依頼者バイクと衝突した。依頼者の怪我はさほど重くなかったが、バイクは廃車になり、ヘルメット、衣服等も損傷したため、相手方へ物的損害の賠償を請求した事案。
解決への流れ
過失割合は、依頼者が2割、相手方が8割、損害額は、バイクの時価額、ヘルメットや衣服等購入価格の10%、レッカー費用、バイクの買替費用など当方の主張に添う内容での和解が成立した。相手方は物損の任意保険に未加入であったため、保険会社ではなく相手方本人と交渉をした。当初、相手方は過失割合を5:5と主張し、バイクの時価額である30万円について15万円しか支払わないと争った。裁判外で交渉を行ったが、損害額について折り合わなかったため、訴訟を提起したところ、相手方が、当方の主張に添う内容での和解に応じた。受任から示談まで、約5ヶ月。
相手方が任意保険未加入であったため、交渉が難航し、回収可能性も低いと予想される事案であったが、粘り強く交渉し、訴訟提起したため、訴訟追行を負担に感じた相手方が和解に応じ、一括払で損害賠償金を得ることができた。請求根拠を示して相手方を説得し、訴訟を提起することでより有利な解決が得られることがある。