この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
【事案の内容】わいせつ系の事件を起こし、逮捕勾留された方のご家族からの依頼でした。大型連休を挟んで身柄拘束が行われていたことから捜査機関の捜査が進んでいなかったようであり、ご依頼の時点で10日間の勾留が終わってさらに10日の勾留延長が行われていました。
解決への流れ
【対応方針、解決結果】本件ではご依頼を受けた時点で既に長期間勾留されていましたが、事案を検討するとそのように長期間勾留する必要がないのではないか、と考えられました。被疑者は被害者との面識はないため接触することは考えにくい(不可能)ですし、目撃者によって現行犯として逮捕されていたため被害者や目撃者の取り調べも終わっているはずなので、証拠隠滅のおそれはないといえる状態だったからです。そのため、即座に裁判所に異議申立て(準抗告、勾留取消し)の手続を行ったところ、無事に異議が認められ、早期釈放が実現できました。
本件では身柄拘束に異議を申し入れて早期釈放ができました。事案によって早期釈放ができる場合とできない場合がありますが、身柄拘束によって被疑者が受ける社会的不利益は非常に大きいところですから、早期釈放できるかどうかまずは弁護士に相談してみてほしいと思います。