この事例の依頼主
男性
相談前の状況
妻が自分の留守中に突然子供を連れて自分の実家に帰ってしまい、その後妻から離婚調停が起こされた、との相談を受けました。
解決への流れ
調停が成立せず、その後離婚の訴訟となりました。裁判所において妻の主張に対して夫が丁寧に反論を繰り返したところ、妻の主張が事実とは認められず、むしろ関係を修復しようとする夫の努力をないがしろにしている、と裁判所は認定し、妻が夫を悪意で遺棄したのであり、離婚の責任は妻側にあるとして、妻から夫への慰謝料請求が棄却され、逆に夫の妻に対する慰謝料請求が認められました。
一般的に女性の方が社会的に弱い立場にあることが多いため、男女間の紛争は男性に厳しいことも多いです。しかし、男性側からも適切な主張をし、裁判所にアピールできれば、上記のよう解決もあり得ます。裁判所対応の専門家である弁護士にご相談ください。