この事例の依頼主
女性
相談前の状況
ご依頼者は建物を新築しましたが、後に物置で水漏れが発生し、置いてあった家財がカビだらけになってしまいました。しかし、業者からは水道管の経年劣化だと言われて満足な対応をしてもらえなかったため、ご依頼者は対応を弁護士に依頼されました。
解決への流れ
弁護士は民事訴訟を提起し、業者に損害の賠償を求めました。訴訟では水漏れの原因について長期間審理が続きましたが、途中からは民事調停に付されて建築専門家の専門委員が関与しました。そして、最終的には専門委員は当方の主張を認めて、水漏れの原因が業者の施工不良にあると意見しました。その結果、判決でも当方の主張が認められ、修繕費用だけでなく慰謝料も一部認められる結果が得られました。
建築紛争では、多くの資料を整理し、現場の状態や関連法規を踏まえて主張・立証を行う必要があります。訴訟での解決を目指すのであれば極めて専門的な知識が必要になるため、建築紛争に対応可能な弁護士への依頼が必須です。