犯罪・刑事事件の解決事例
#任意整理

債権回収会社から突然長年放置していた借金の請求・支払督促が

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河端 武史 弁護士が解決
所属事務所河端法律事務所
所在地岡山県 岡山市北区

この事例の依頼主

60代 男性

相談前の状況

ご相談者様は以前に生活が大変だった時期があり、その頃に信販会社などから借金をされていました。残念ながらその借金が支払えないまま10年以上が経過し、引っ越しなどもしていたため債権者からの督促も来なくなっていたのですが、最近になって債権回収会社から以前の借金の譲渡を受けたということで督促が来るようになり、簡易裁判所に支払督促を申し立てられていました。また、一部の債権回収会社は法律事務所に依頼をし、法律事務所から督促が来ている債権もありました。

解決への流れ

ご相談者様は、債権者に支払いができなくなってから5年以上は経過しており、今まで訴訟などを起こされたこともないということでした。そこで、消滅時効の援用通知と支払督促の対応について依頼を受けました。その結果、債権者は消滅時効を認め、法律事務所や債権回収会社から請求は来なくなり、簡易裁判所での支払督促の申立ても取り下げられました。

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河端 武史 弁護士からのコメント

近年、かなり以前にしていた借金で、長年にわたって放置されていたものについて、債権回収会社や法律事務所から、債権譲渡を受けたなどの理由で督促状が届いたり、支払督促の申立てをされたりすることが増えています。督促状が届くだけなら放置する方法もありますが、支払督促の申立てまでされてしまいますと、放置して督促の決定が出てしまうと強制執行をされる可能性も発生し、対応が困難になってしまいます。また、債権者によっては自宅を訪問してくる会社もあり、落ち着いて生活ができなくなる場合もあります。長年放置していた借り入れは、知らない間に訴訟が起こされて判決が取られている場合など、消滅時効が完成していない場合もありますが、消滅時効により消滅している場合も多いです。弁護士にご相談いただければ、消滅時効になっていそうかどうか、どのような対応をすれば良いか、適切な助言をさせていただけますので、放置していた債権の請求でお困りの場合は一度是非ご相談ください。