この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご家族3人で車に乗っていた際に,一時停止違反の車に突然衝突された事案。事故の加害者(相手方)は自動車運転過失傷害の容疑で捜査されました。ご相談に来られた被害者の方に後遺障害(後遺症)が残るほどの事故でありながら,相手方の保険会社からの提示金額が低く,過失割合にも争いがありました。
解決への流れ
正確な事故状況の確認するために,相手方を捜査した検察庁に対し刑事記録の開示を求め,記録の閲覧・謄写をし,担当の検察官とも面談をしました。その後,相手方の保険会社と交渉を開始しました。過失割合について,おおむねこちらの主張が認められました。賠償額についても,当職に相談に来る前に相手方保険会社からの提示された金額と比べ,3人それぞれがほぼ倍増しました。
解決のポイントは,事故状況の把握を正確にするために客観的な資料を手間を惜しまず収集したことだと思います。弁護士会を通じた照会や検察庁への問い合わせなどは,交通事故事件を多く扱っている弁護士でないとできません。この事案のように,こうした活動が事案の解決のきっかけになることはたくさんあります。インターネットなどで,いろいろな情報を取得することはできますが,何といっても専門家に相談することが一番です。まずは,お気軽にご相談ください。