この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
依頼者は,最初は数枚のクレジットカードを使用していた程度でしたが,使いすぎてしまったこともあり,徐々に負債が増えていきました。返済をすると手持ちの現金が乏しくなるため,再度借り入れたり,新たなカードを作成したりし,返済額も徐々に増えていきました。返済で現金を使うため,生活用品等もカードのショッピング枠で購入するようになり,月の支払額が遂に20万円を超えてしまいました。この時点で新たな借入はしていなかったものの,お給料のほとんどが返済で消えてしまうため,生活費の捻出はカードでするようになりました。毎月20万円を支払っても,カードを使わないと生活ができず,借金は一向に減らなかったため,意を決して弁護士に相談されました。
解決への流れ
弁護士が介入することにより,長期分割での支払いを交渉しました。依頼者の希望としては月の返済額をできるだけ減らしたいとのことであったため,5年以上の長期の分割案となりましたが,結果的に月の返済額は20万円から6万円にまで減額しました。また,業者との和解後の将来の利息についてはゼロとなったため,本来であれば払う必要があった百数十万円の将来利息を支払わなくともよくなりました。
弁護士が介入することにより,一旦支払いを停止することができました。それにより,毎月の返済から一時解放されたため,依頼者はかなり気が楽になったようでした。また,将来の利息がなくなったため,いつまで支払いを続ければ完済するか道筋がつきました。