この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
夫と離婚するため、別居を決めた。しかし、夫の性格上、相談者自らが離婚協議を求めても、全く応じないことが予想された。財産はあまりないが、養育費はきちんと決めて、離婚をしたい。
解決への流れ
婚姻費用の請求とともに協議離婚を打診したが、相手方は「やり直したい」旨の回答で協議成立が見込めなかった。そのため、速やかに離婚調停を申し立てたが、調停期日を重ねても相手方の姿勢は変わらず、不成立となった。やむなく婚姻費用の支払を受けつつ、別居継続を予定していたところ、調停不成立から約3か月後に、相手方から離婚に応じる旨の回答があった。そこで、相手方と条件面を交渉し、公正証書をもって離婚成立に至った。
長期戦を覚悟したものの、幸いにも早期の離婚成立となりました。養育費の取り決めは公正証書でなされていますので、万が一支払が滞った場合には強制執行の検討が可能です。別居開始から日が浅くとも、婚姻費用の請求や離婚調停など、1つずつ進めていくことが重要です。悩まれている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。