この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相続人のお一人の判断能力が低下しており、遺産分割協議を進めるために、成年後見人を選任する必要がある事案でした。
解決への流れ
ご親族からの申立てを経て、私がご本人の成年後見人に選任され、代理人として遺産分割協議に臨みました。遺産の種類が多く、相続人間の調整には時間を要しましたが、最終的にご本人が合計1億6000万円相当の財産(現金・預貯金、有価証券、不動産)を取得する内容で、無事に協議を成立させることができました。
相続人の中に判断能力が不十分な方がいると、遺産分割協議はそのままでは進められません。弁護士が成年後見人となることで、ご本人の正当な権利を守ります。本件でも私が法定代理人としてご本人の相続分に相当する財産を取得すべく交渉を行い、将来の生活の基盤となる1億6千万円相当の財産を確保し、円満な解決へと導きました。