犯罪・刑事事件の解決事例
#人事・労務

【同族会社内トラブル】同族会社内での紛争のケース

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奥村 祥樹 弁護士が解決
所属事務所名古屋・山本法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

ご相談者様は、親族で経営している会社の約3分の1の株式を所有している株主で、その会社の代表者が役員報酬を不正に取得しているとのことでご相談に来られました。

解決への流れ

まずは、会社の経営状況やそれまでの内部手続の有無、役員報酬の不正受給の有無について調査をしていきました。その結果、確かに不正受給が疑われる事案ではありましたが、確実な証拠があるとまでは言えなかったうえ、会社の経営状況としても、右肩下がりの状況でした。そこで、長期間かけて訴訟まで行うよりも、交渉での解決を希望されたご相談者様の意向を踏まえ、当該役員と交渉した結果、ご相談者様所有株式を当該役員に高値で買い取ってもらうことで、株式の価値が失われる前に現金に換え、将来性の疑わしい会社から手を引く形での解決となりました。

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奥村 祥樹 弁護士からのコメント

同族会社内でのトラブルについては、解決の方法が複数考えられることが多いです。どのような解決がご自身にとってベストなのかは、持ち株数、会社の経営状況等によっても変わってきます。また、感情的な対立が激しいケースも多いため、法律的な点も踏まえつつも、双方が納得する解決を目指していくことも重要です。お悩みの際は、一度弁護士に相談ください。