犯罪・刑事事件の解決事例
#財産目録・調査 . #相続人調査 . #遺産分割

自筆証書遺言があったが,紛争化した事例

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長 宏一 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人ルネサンス 小江戸川越法律事務所
所在地埼玉県 川越市

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

被相続人はお父様であり,相続人は子ども3名,相談者は長男でした(なお,お母様はかなり前に亡くなっています。)。遺言書があるものの,自筆証書遺言で,遺産についても不動産の分け方しか書かれておらず(他にも金融資産がありました),内容に曖昧な点があり,他の兄弟から遺産分割調停の申立をされてしまったとのことで,調停の対応をして欲しいとのご依頼でした。

解決への流れ

三者三様の主張だったため,三つ巴の調停となりました。それぞれが,寄与分の主張,特別受益の主張をし,不動産の評価についても争いとなりました。調停不成立となり,一旦は審判移行しましたが,寄与分,特別受益について,裁判官から見解が示されたことで,話合いが何とか可能になり,最終的には,遺産分割調停が成立しました。

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長 宏一 弁護士からのコメント

遺産分割で凡そ考えられる論点を網羅したような事案でした。せっかく遺言書を作っても,その内容が一部にとどまったり,曖昧だったりすると,結局,紛争を予防できなくなります。文案については,是非法律事務所にご相談にいらして頂いて,問題がないかどうか確認をして頂くのが一番かと思います。