道路を横断していたところを車にはねられ、約５か月の治療で治癒し、相手保険会社から金額の提示があった後に相談に来られました。相手保険会社からの提示額（既払額を除いた額）は約１５万円でした。提示額があまりに低かったため、ご相談者の自動車保険の弁護士費用特約で受任しました。

訴訟において、相手方は、接触する前に停車したと主張し、はねたこと自体を否認しました。また、相手方は、傷害は極めて軽微だったと主張し、実際に行った通院の内容等についても事故との因果関係を争いました。はねられたことについては、実況見分調書、目撃者の供述等による立証を行い、傷害については、カルテ、医学的文献等による立証を行いました。裁判所から示された和解案は、これらの争点についての相手方の言い分を否定する内容であり、約１１０万円の支払いを受けて和解しました。