この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
自分の住んでいた建物について、自分は引っ越したが、親族が住み着いてしまった。老朽化が進んだ建物を取り壊して、土地を売却し老後資金にしたい。自分で親族に話を持ち掛けてみたが、まったく聞く耳を持たない。このままずっと不動産を売ることができず、ただ固定資産税を払い続けるのは困るし、地震等で建物が倒壊すれば自分に責任を追及されるのではないかと心配だ。
解決への流れ
弁護士名義で交渉を行ったものの、うまくいかなかった。そこで訴訟を提起し、勝訴判決を得た。判決後も任意での退去を拒んだので、強制執行を申し立てた。結果、強制執行の申し立ての連絡をきっかけに、自ら退去した。これにより、不動産を売却することができることとなった。
不動産を売却しようと思っても、居座っている人がいれば購入しようという人が出にくく、仮に購入希望者がいるとしても買いたたかれてしまうもの。任意での交渉で埒が明かない場合には、早めに訴訟を進めていくのが「急がば回れ」ということもあります。