犯罪・刑事事件の解決事例
#養育費 . #親権 . #別居

夫が子供二人の親権を取得し,妻が子の養育費を一人当り2万円支払うことで調停成立

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河合 早苗 弁護士が解決
所属事務所河合法律事務所
所在地東京都 文京区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

結婚して16年,長女高校生,長男中学生,3階建の小さな家を夫名義に購入。長年夫は1階,妻は2階にと家庭内別居状態。ケンカになると夫が家出し,しばらくして戻るという生活でした。妻とは離婚したいが,子供達と一緒に自分の家で暮らしたいとの相談でした。調停直前,妻の実母が再婚し,家を新築,妻はその家へ移り,別居が開始し,子供たちは双方の家を行ったり来たりの状態でした。

解決への流れ

まず,相談者にアドヴァイスとして①子供達に,離婚をして母親に会うのは自由だけれど,生活の本拠はこちらで,門限などの生活のルールは,父親に従うことの理解を求めること,②始発で会社へ行き終電で帰宅する生活を改め,会社に勤務形態を変えるよう要求すること,③料理,洗濯,掃除等,家事全般の担手となることを求めました。いずれもクリアしましたので,調停にその結果を報告し,勤務形態の変化により収入が減る分,妻にも養育費の負担をお願いし,受け入れられました。

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河合 早苗 弁護士からのコメント

父親側から,子供の親権を取りたいというご相談は多くあります。しかし,家事育児教育を親族等の他人任せでは,難しいようです。また,共に暮らす子供達とのコミュニケーション,子供達からの支持も欠かせないものとなります。