この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
私は,8年前に住宅ローンで自宅のマンションを購入しましたが,その後,何度か失業,転職を繰り返すうちに,カードローンや消費者金融からの借金が400万円を超えてしまいました。現在は,安定した勤務先があり,住宅ローンを支払っていくことは十分に可能なので,何とか自宅マンションを残せないかと思い,弁護士さんに相談しました。
解決への流れ
相談の結果,私の場合,個人再生の手続によって,自宅と住宅ローンを維持しまま,カードローンと消費者金融からの借金約400万円を3年間で100万円だけ弁済すれば,残りの約300万円を免除してもらうことができることが分かり,すぐに弁護士さんに依頼をしました。依頼後,1か月程度で申立てをしてもらい,その後,約6か月で手続きが無事に終了,現在,月額3万円弱の弁済を継続中ですが,残り数か月で弁済が終わります。子どもたちのためにマンションを残すことができて良かったです。
本件のように,債務整理のご相談の中で,住宅ローン付きの自宅を残したいというご希望を持っている方は珍しくありません。住宅ローン以外の債務が多額である場合,通常の分割弁済(任意整理)は難しいことが多く,かといって,破産をすると住宅を残すことはできないのが一般です。このような場合は,住宅ローン有りの個人再生を申立て,自宅と住宅ローンは残したまま,他の債務のみを減額することができないか,弁護士に相談することをお勧めします。なお,実際に,いくらまで減額できるかは,ケースによって異なりますので,相談の際に,ご確認ください。■参考 同様の事件を当法律事務所にご依頼いただいた場合の費用総額:着手金280,800円(税込),報酬金0円,実費約175,000円※納付方法については事案により異なります。