この事例の依頼主
男性
相談前の状況
電車内で隣の女性の臀部を触ったとして逮捕されたということで接見の依頼がありました。被疑者いわく、酒に酔っていて記憶は曖昧であるが触っていない。万が一、何かやましいことがあるとしても、触ったというか触れた程度であるということでした。触ったと疑われている区間、スマホを触っていたということで、詳しい状況やその時間帯のスマホの操作状況を詳しく聞くことが出来ました。もっとも、スマホは片手でも操作可能であるし、目撃者もなく、触っていないという証拠には至りませんでした。
解決への流れ
妻子があり、会社員でいらっしゃったので、早期の身柄解放が望まれるところでした。否認のままでは早期の身柄解放は難しいところでしたが、数度の接見を経て、お話を聞くうちに、触ったかもしれないという話になりました。取調べに根負けしたということでもなく、自発的に認めておられました。そうであれば、認めた上で、早期の身柄解放を目指し、被害者へ謝罪し宥恕を求めていくということになりました。我々が、被害者に対して、謝罪をさせて頂き、宥恕とまではいきませんが、一定の御許しを頂くことが出来ました。結果的に、処分はなく、会社に知られることもなく終えることが出来ました。
早期の対応はもちろんですが、ご依頼者様と密にコミュニケーションを取り、早期の身柄解放に向けた対応を取ることができました。逮捕時の状況などを踏まえ、実現可能性とご依頼者様のご希望を考えた最適な対応に努めています。