この事例の依頼主
男性
相談前の状況
時間にルーズで、報告や連絡もきちんとできない従業員が、何回注意しても態度を改めないので、辞めてもらいたいというご相談でした。
解決への流れ
法律的には、解雇するには証拠が不十分な事案でしたが、弁護士同席で本人と話し合って、自主退職を促し、本人が拒否した場合には、解雇を通告するという方針で臨みました。話し合いの結果、本人としても、何回も注意を受けて、他の従業員にも迷惑をかけていたことについて、申し訳ないとの気持ちがあったことから、退職届けを書いてもらうことができました。
本件は、たまたま話し合いにより上手く解決が図れましたが、本来は、勤務不良を理由に解雇をする場合には、注意する都度、本人に始末書を書いてもらうなどして、勤務不良の証拠を積み重ねておく必要がありました。そういう意味で、顧問弁護士を付けておくと、普段から、小さな問題が生じた際に、何をしておくべきか、何が必要かを気軽に教えてもらうことができます。