この事例の依頼主
男性
相談前の状況
依頼者は、カードローンや自動車ローンで1000万円を超える債務があったことから、当事務所に相談しに来られました。
解決への流れ
相談の債務の他に、自宅に住宅ローンがあり、個人再生事件として受任をいたしました。自動車を失うことを了承してもらいました。勤務先の給料自体は安定していたものの、依頼者に貯金がなかったため、弁護士費用を分割で支払いをしてもらい、安定的に支払いができる実績を作った後に個人再生事件の申立てを行いました。無事個人再生の認可決定がとなりました。受任から11か月後に個人再生の認可決定が出されました。
債務が多額であることから、任意整理が厳しい状況であり、自宅の状況から個人再生が適する事案でした。なお、住宅の資産価値が残ローンより大きかったため、複数社の自宅の査定を依頼者に取っていただき裁判所に資産価値を示しました。裁判所と見解が一部異なる部分があったため、すり合わせをして住宅価値を確認の上、返済総額が清算価値以上となるような返済計画を立てました。