この事例の依頼主
男性
相談前の状況
相談者様はバイク、相手が自転車という事故で、相手の保険会社からは相談者様の側に7割の過失があると主張されていました。過失割合に疑問があるとのご意向で相談へお越しになり、弊所で受任しました。
解決への流れ
典型的な事故態様の類型にあてはめようとすると相手の保険会社による7:3という主張は一見すると妥当な範囲のようにも捉えうるケースでしたが、本件における特殊な事情を踏まえながら裁判例を調べると、7:3よりも有利な主張が考えられるとの判断に達しました。相手保険会社と協議した結果、相談者様の側の方が過失が少ない4:6という内容での決着となりました。
過失割合を議論する場面では、保険会社側もある程度の類型ごとの相場を通常意識していますので、結果的に保険会社側の主張が正しいという場合もあります。しかし、今回のように、類型にはあてはまらない特殊な事情を踏まえて議論することで、過失割合が有利な形で修正できることもあります。保険会社の主張する過失割合に違和感を覚えた場合、まずは弁護士へ相談してみることをお勧めします。