犯罪・刑事事件の解決事例
#遺産分割

使途不明金の請求に対し、正当な支出であることを認めさせることができた事例

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長谷川 達紀 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人新静岡駅前法律事務所東京中野オフィス
所在地東京都 中野区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

相談者の父親が亡くなり、遺産分割を行おうとしたところ、相談者の兄より、被相続人の生活費などとして利用していた額のうち、300万円については使途不明金であり、返還すべきであるという主張があった。

解決への流れ

相手方に対し、被相続人の生前の生活状況の説明や、使用した金額に関する領収書等の証跡を提示することにより、使途不明金ではないと認めさせることができた。

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長谷川 達紀 弁護士からのコメント

相続財産に関して、使途不明金であるという主張がされた場合には、その支出の合理性・正当性を説明できるかがポイントとなります。何に利用したかが一目でわかる領収書については有力な証拠となりますが、そのような証拠がない場合であっても、具体的な事情を詳細に説明することにより、相手に納得してもらえることもあります。特に、相続の場面では、相手が感情的になってしまっている場合もありますので、当事者の交渉だけではうまくいかない場合には、弁護士を通じて説明することも検討してみるとよいでしょう。