この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
夫側から，離婚調停等を起こされ，離婚調停は不調になり，その後離婚訴訟になった。依頼者には調停段階では別の弁護士がついていたが，その弁護士があまり丁寧な打ち合わせを行ってくれず，信頼関係が築けないとして，当職に相談に来られた。夫側が依頼者の不貞行為を疑い，慰謝料請求訴訟も提起されており，財産分与として自宅マンションがあったが，そのマンションの評価についても争いがあった。
解決への流れ
依頼者と何度も方針の確認のための打ち合わせを行い，依頼者側から夫に対して不貞行為，経済的DV等を理由として反訴（同一訴訟内で被告が原告に対して訴えを提起すること。）を提起した。依頼者の不貞行為の不存在等について丁寧な主張立証を重ねた結果，夫側の慰謝料請求は認めず，当方主張のマンション評価額での財産分与等を認める形での和解が成立した。
私は依頼者との信頼関係を築き，安心して任せていただくために，丁寧に事案を説明し，方針を協議しあうことを一つのモットーとしております。財産分与に際して，マンション等の不動産の評価に争いがおきることが多く，相談者の方本人ではなかなか適切な財産分与を得ることが困難な事例も多くありますので，専門家に一度ご相談ください。