ご依頼者さまは職場に向かうため自転車を運転していたところ、交差点付近でバスに轢かれる交通事故の被害に遭いました。事故後の治療では、痛みが残っているにもかかわらず、加害者側の保険会社から治療費の打ち切りを打診されたため、不満を感じていました。また、後遺障害の等級認定の手続きについても相談したいと考え、弁護士法人プロテクトスタンスにご連絡されました。

本件を担当した弁護士が、ご依頼者さまの主治医に症状固定の時期を確認すると、まだ治療が必要との回答が得られました。弁護士が保険会社と交渉し、主治医の回答を伝えた結果、治療費の支払い延長が認められました。ご依頼者さまは治療を続けたものの、骨が完全にくっつかない「偽関節」という状態が事故で骨折した右膝に残り、負傷部位には傷跡（瘢痕）が残りました。これらの症状について、弁護士が後遺障害の等級認定を申請したところ、それぞれ7級と12級が認められ、併合により6級に認定されました。示談交渉では保険会社から賠償金として1,571万円が提示されましたが、弁護士が算出した金額から慰謝料や逸失利益などで大きな開きがありました。保険会社は増額に難色を示しましたが、弁護士が交渉を重ねた結果、2,100万円が支払われる内容で合意し、500万円以上の増額に成功しました。