この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
婚約破棄による慰謝料等を請求された、とのことで相談を受けました。婚約の成立は推測されるものの、損害額や慰謝料額に争いがあり、当事者間では感情的となって話が進められない、業務上連絡が取りずらいことが多いなどの理由から、弁護士への委任となりました。
解決への流れ
双方弁護士へ委任の上、弁護士間で協議を行い、一定の解決金を支払うことで合意。当事者の認識に大きな差があり、婚約成立の有無、損害額などについて協議を行いました。弁護士同士の協議により、当事者が冷静に物事を考えることができ、早期解決と訴訟までには問題が発展せずに済みました。
当事者同士の話し合いでは、争点がぼけてしまい、その上、感情的になってしまうことから話し合いが進みにくい場合が多いです。弁護士への委任により、争点を絞り、その点に関する認識や証拠の有無を確認し、争点に関してどうするかを協議することで紛争解決につながります。感情も大事ですが、話し合いの場面では、感情がしばしば建設的な話を邪魔することがありますので、冷静に話を進めるためにも弁護士への委任は有用だと考えます。