この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
イベント企画・教室運営、コンテンツのライセンスビジネス等を手掛けるベンチャー企業からのご相談です。物品販売、オンライン教室など事業ごとに様々なウェブサイトを持っており、それぞれのサイト上でプライバシーポリシー(個人情報保護方針)を有していましたが、サイトのオープン毎に個別に作っていたため、全体として統一性がなく、内容的にも矛盾がありました。そこで、会社ホームページのリニューアルの機会に、すべてのサイトのプライバシーポリシーを見直し、可能な限り統一することになりました。
解決への流れ
法令・ガイドラインに従って、会社ホームページ掲載用の統一されたプライバシーポリシーを作成し、その中で個別サービスのサイトに関する特則も言及するとともに、特則の必要な個別サイトにおいては、そのサイト特有の事項を記載するほか、会社ホームページ掲載のプライバシーポリシーを引用する形に整理しました。
プライバシーポリシー(個人情報保護方針)の作成自体は法令上の義務ではありませんが、一定の事項を公開する法令上の義務があるため、プライバシーポリシーを作成してホームページ上で公開することにより、同時に公開義務を果たすことができます。同業他社のプライバシーポリシーを参考にして作成すれば、自社で作成しても形にはなりますが、できないことを書いても仕方がないですし、会社の実態に合っている必要があります。法令上の義務との関係もありますので、やはり一度は専門家に見てもらうことをお勧めします。