犯罪・刑事事件の解決事例
#遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)

【遺留分侵害額請求】父が遺言を遺して亡くなり、その遺言で仲間外れにされてしまいました。父がそんな遺言を遺したことが信じられません。

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海老名 毅 弁護士が解決
所属事務所みなと綜合法律事務所
所在地神奈川県 横浜市中区

この事例の依頼主

50代 女性

相談前の状況

父が遺言を遺して亡くなりましたが、その遺言を確認したところ、私は仲間外れにされており、すべての遺産は兄が相続することとされていました。しかし、父は、従前兄と同居していましたが、兄から虐待されており、私を頼って私の家に転居してきて、亡くなるまで私と同居していました。私は、最期まで父の面倒をみてきたつもりですし、また、晩年父は認知症となっておりましたが、そうなってもなお私と父との関係は良好でした。とても悔しかったので、弁護士に依頼しました。

解決への流れ

まず、海老名先生は、遺言書の日付に着目したところ、遺言は、父が認知症を患ってから作成されたものであることが分かりました。そして、海老名先生は、遺言無効確認の訴えを提起し、医師の証人尋問を行い、なおかつ、私が偶然録画していた父が認知症を患ってからの動画を証拠提出しました。海老名先生に尽力いただいたおかげで、裁判所は父の遺言が無効であると認めてくれて、なおかつ、その後の遺産分割でも、私が自分の財布から父の医療費等を支払っていたことが考慮され、法定相続分を超えて兄よりも多くの遺産を取得することができました。結果として、大変満足のいく遺産分割ができました。

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海老名 毅 弁護士からのコメント

お兄様は、お父様の認知症をいいことに、お父様を藁人形に使って自分に都合のいい遺言を作っていたのですね。ここまで悪くどい内容の事件は、なかなか珍しいです。幸運なことに、お父様が認知症を患ってからの動画が残っていたことや、医師がきちんとカルテに充実した記載をしてくれていたことが、我々の有利な結果につながりました。ご満足いただいて幸いです。