この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
ご依頼者さまは、妻の浮気を知らせる匿名の手紙を受け取り、妻に事実を確認しました。妻が元同僚と浮気して肉体関係(不貞行為)があることも認めたため、ご依頼者さまは妻の浮気相手に慰謝料を請求することを決めました。そして、弁護士に交渉を依頼したいと考え、弁護士法人プロテクトスタンスにご相談されました。
解決への流れ
本件を担当した弁護士が慰謝料を請求すると、相手方はご依頼者さまの希望額を大幅に下回る50万円の支払いを提案。ご依頼者さまの妻が「以前から夫婦関係は破綻している」と話していたことを理由に、高額な支払いを拒否する姿勢を示しました。提案に対して弁護士は、ご依頼者さまと妻には20年以上の婚姻期間があり、今回の浮気が原因で離婚の条件を協議していると反論。訴訟も視野に入れた厳しい態度で増額を求め続けました。交渉の結果、最終的に150万円が支払われる内容で合意し、当初に提案された金額から100万円の増額に成功しました。
浮気や不倫の慰謝料を請求する際、相手方から低額な支払いが提案されるケースが少なくありません。提示された金額が相場を大きく下回る場合や、金額に納得できない場合、相手方に増額を求めていくことになります。ただし、適正な慰謝料の金額を判断するためには、自身のケースに似た裁判例の調査などを行うため、専門的な知識が不可欠です。この点、浮気・不倫の慰謝料請求に精通した弁護士であれば、妥当な金額を判断することが可能です。また、弁護士に交渉を依頼すると法的な視点から増額を主張してくれるので、納得できる金額の獲得が期待できます。さらに、弁護士が交渉の窓口となることで相手との直接的なやり取りを避けられるため、ストレスを軽減しながら解決を目指せます。