この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
アメリカに20年在住のA子さんは、かつて日本で結婚していたとき、2人の子供に恵まれ、その後離婚して別の男性と結婚して、4人でアメリカに移住しました。離婚した前夫が亡くなり、相続人は日本の後妻(東京在住の)B子さんとA子さんの子供2人(在米)の3名です。
解決への流れ
A子さんから私に依頼があって、私がその子供2人の代理人となってB子さんと遺産分割交渉をしました。遺言がなかったので、こちら2人とB子さんとの半分ずつの遺産分けとなりました。アメリカとの交信はメールで殆ど済みます。子供2人から詳細な委任状を国際郵便でもらっていましたので、要所をメールで確認しつつ、B子さんと面談して、まことにスムーズに運び、遺産分割を終えました。不動産はB子さんに、預貯金の多くをこちらがもらうという内容でした。
このように、外国居住の日本人から依頼を受けることがしばしばあります。メールがあるので、日本在住の方からの依頼と殆ど変わりありません。外国居住者にとって、いながらにしてインターネットで弁護士を比較検討できることは、本当に便利でいい仕組みと思います。