この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
相談者の亡父の遺産として預貯金・不動産・絵画等多岐に亘る遺産があり、また相続人数が子・孫を含めて10人ほどになるため、相談者から遺産の全容の調査・確認と遺産分割の調整を依頼されました。
解決への流れ
まず遺産の全容の調査を行いました。不動産については相続人全員の同意を得て売却処分をし、また預貯金についてはその払い戻しと保管を行いました。絵画等動産類については鑑定・売却処分をしました。このようにして遺産全てを換金し総額を確定させました。これに基づいて相続人全員に法定相続分に応じた遺産分割案を作成し提示しました。その結果相続人全員の同意を得て遺産の分配を完了することができました。
遺産の種類が多岐に亘っていたため、まず遺産がどこにどれだけあるのかを漏れなく確認する作業が必要でした。不動産の売却処分や建物の解体工事、隣地所有者との境界確定など遺産分割・分配のための手続・作業としては多数のクリアすべき案件を処理する必要がありました。弁護士の仕事としては、大所高所に立った見地からの方針や見通しを立てることが必要であり、他方では個々の案件について綿密な処理手続や作業を行う必要がありました。遺産の分配が完了した後には依頼者の方々から非常に感謝されました。